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佐賀大学ウェルビーイング創造センターが，企業等と協働で佐賀大学の全学生を対象に提供する，正課外のキャリア教育プログラムです。 本プログラムの実施を通して，佐賀大学の大学生には就職後活躍するために必要な”社会人基礎力”の獲得や，自分自身の人生を自分のものであると認識する”キャリア・オーナーシップ”の涵養を行ってもらいと考えています。また，参画いただく企業のみなさまには，佐賀大学学生との早期接点の創出，”最近の大学生”理解の機会獲得，さらには，インターンシッププログラム等のトライアルの機会として活用いただければと考えています。
本プログラムは2021年度より実施しました。その背景には，2020年から始まった”新型コロナ感染症”があります。2020年度4月佐賀大学の授業の全てがオンラインでの実施となり，入学式は縮小され，サークル勧誘などの4月恒例の賑わいは失われました。本来ならば，大学生は自身の興味関心の赴くままに日本を世界を歩き，人と出会い，実物を見て知見を深めることができました。しかし，長引く”新型コロナ感染症”の影響で，従来の”大学生らしいキャンパスライフ”とはほど遠い生活を強いられています。そこで，少しでも大学生らしいキャンパスライフの機会を創出するべく，「キャリア・アクセラレーションプログラム」を実施することとしました。
本プログラムが目指すものを一言であらわすと”大学生の一皮むけるを応援する”です。大学への進学率が50％を超える（文部科学省「学校基本調査」によると2021年度大学進学率は54.9％，高等教育機関（大学，短大，専門学校）への進学率は83.8％）現在，大学に求められる教育機能はかつてのエリート育成から大きく拡大しています。そのため，限られた学内リソースでは「学ぶ意欲は高いが，一人ではなかなか行動することができない学生の背中を押す」ということが十分にできていないように感じています。特にアッパーミドル層は，正課の教育の中では「真面目で手のかからない学生」として取り扱われているように感じます。本プログラムでは，佐賀大学の全学生を対象としつつ，このアッパーミドル層の学生をメインターゲットとして，高い行動力や発信力，表現力を持つ学生へと”一皮むける”ことを応援したいと考えています。そして，本プログラムが”佐賀大学らしい学生”の輩出に貢献できればと考えています。 他方，佐賀県内企業等に目を向けると，”売り手市場”と言われる昨今，新卒採用の現場では学生との接点創出，インターンシッププログラムの設計，企業認知度の向上など多様な課題を持たれているように感じます。佐賀県にある唯一の国立大学が実施する，本プログラムが佐賀県内企業等にとってこれらの課題を解決するための一助になればと考えています。
本プログラムは，企業等が企画提供する複数のコースから構成されます。それぞれのコースは，以下の３つの形態に分類されます。
キャリア・アクセラレーションプログラム全般についてのお問い合わせは以下までお願いいたします。 佐賀大学ウェルビーイング創造センター 准教授 山内 一祥（やまうち かずよし） Tel:0952-28-8797 Mail:yamakazu[at]saga-u.ac.jp（[at]を@に変えてお送りください）